おぼえがき
- 作者: 長谷川啓三
- 出版社/メーカー: 至文堂
- 発売日: 2005/04
- メディア: ムック
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合評会
文芸サークルの合評会に行ってきました。なかなか盛況で、一年生もたくさんいましたよ。院生やOBが平然と参加しているうちのサークルですが、やっぱり一年生がたくさん入ってくるのは大事なことですよね。自分が学部生の間は、合評会での批評がとてもありがたかったので、今の学部生に合評を還元しないとなーと思うのでした。わたしより文章もうまく構成力もある学部生の人たちに批評を加えるのは恥ずかしく、難しいことですが。努力します。
さて、来週の土曜日には、わたしの作品も合評してもらえるようです。某文芸サークルのみなさん、よろしかったら、ぜひ。
ごはんのおしらせ
二日(月曜日)にカレーとコロッケを作って食べる会をもよおします。ので、気が向いた方、あり宅へどうぞー。主に、コロッケの衣をつける人(小麦粉、卵、パン粉で三人ほどか)を募集しております。
本のこと
なぞときロールシャッハ―ロールシャッハ・システムの案内と展望
- 作者: 村上宣寛,村上千恵子
- 出版社/メーカー: 学芸図書
- 発売日: 1988/12/01
- メディア: 単行本
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おぼえがきー
- 作者: 村上宣寛,村上千恵子
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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心理査定の演習で描画法が当たってるんで、ちょっと勉強しなおそうかなーまあ学部時代にずいぶんやったけどね!みたいな軽い気持ちで読み始めたんだけれども、この本の内容の恐ろしさときたら・・・!ある意味背筋が凍った。
・・・日本では、心理的介入を目的としたアセスメント用具の開発が大幅に遅れている。例えば、アメリカでは、児童の行動的アセスメント分野で、児童用行動アセスメントシステム(Behavior Assessment System for Children: BASIC)、児童用行動チェックリスト(Child Behavior Checklist: CBCL)、・・・(中略)・・・という標準化された心理尺度が広く使われているが、日本にはこのような尺度がない。その結果、妥当性の劣る描画法が多用されている。
YG, MPI, 16PF人格検査は古めかしい特性論に基づいているし、エゴグラムは精神分析モデルに基づいていて診断力がない。ほとんどの描画法は、標準化されていないし、各手法のアセスメント目的も定かではない。当然の事だが、基準関連妥当性の証拠はほとんどない。行動や正確などの予測力は貧弱である。アセスメント用具の開発を怠ってきた結果である。こういう現状認識すらない専門家が多い。
いままさに!演習でやっているあれやこれやがこきおろされている、この恐怖。こええー。ある意味、専門的ブラックジョークみたいな。怖いもの見たさに、amazonで注文しちゃったよ。・・・なんか軽い調子で申し訳ないんですけれど。内田クレペリン検査*1なんか、例の福知山線での鉄道事故の折には、運転手の適性検査として使ってたっていうんで、正直いってブラックジョークの域を超えている。わたしたちには、その責任がある。心理家の人々、理系じゃないからって、信頼性・妥当性を考慮しない言い訳にはなりませんよね。おたがい、しっかり勉強しましょう。ね。
専門外の人は意味不明ですよね。不親切ですよね。わかってるんだこれでも。でもほかに書く話題もないしさー。ゴールデンウィーク中に実家に帰ったら、きっと妹が面白い話をしてくれると、わたしは信じています。ね?
*1:未確認。各種職業における適性検査でもっとも広範に使われている。