飲んだり飲まれたり

今日は学校関係の飲み会だった。めったにない顔ぶれで、すごく楽しかったんだけど、あたりさしさわりのない会話を探しているうちになんとなく飽きてきた。ので、化粧を直すついでに、友だちに電話をかけてみる。このあと天神で飲みませんかっていうつもりだったんだけど、2,3人かけても誰も出ない。ま、そういう日もあるさ。で、抜け出す口実もないまま10分ほど焼酎なんかを飲んでいると、電話が鳴った。着信履歴に気づいた友だちがかけなおしてくれたのだ。・・・一斉に。


一番最初にかけなおしてくれた人と、大学近くで飲みなおす約束をする。と自然に、ほかの人にはことのしだいを説明しないといけなくなる。「あーごめん、なんか飲み会がつまんなくって、飲みなおそうと思って。でももうほかの人と約束しちゃったから」と。ひどい。そしてこんな時に限って、みんな、時間を空けてくれるという。いつもはもっとこう、忙しいっていうくせに。一緒にお昼を食べようっていっても「ごめん今学校にいないし」って言うくせに。なんだか、ひどくもったいないことをしているような気持ちになった。なるよね、普通。


そういうわけで、飲みなおした。大学近くの、わりあい静かなバーで、前にも一度来たことがある。なにを話したか、あまり詳しくは覚えていないが、酒が入ると難しい話をしたがる性格なので、たぶん「空しさについて」とか「視ることと視られること」とかそういった話題について哲学的談義をしていたと思われます。