覚えがき三度

今日よんだ本

狂気という隣人

狂気という隣人

実務家の書いた、誠実なレポートであることがうかがえる内容です。精神分裂病(病名は統合失調症と改められたが、ここでは旧名称で統一されている)やその周辺の精神障害に関する基礎的な知識を求められる個所がありますが、その分読み応えもありました。特に触法精神障害者の実態や処遇、また統合失調症認知障害に関する見解など。一般書のためか書名や章立てなどはキャッチーですが、実際の文章は専門書かと思うほど淡泊で、描写は客観的です。


覚えがきだから自分にだけわかる程度の感想の箇条書きにしようかとも思うんですけど、たぶん読む人がいるんだろうなーと思うので、メモとレビューの中間っていうことで(ですます調にしただけだ)。なんか中途半端だな・・・。


よさそうな本

心理面接プラクティス (臨床心理学シリーズ (3))

心理面接プラクティス (臨床心理学シリーズ (3))

各種心理面接技法の入門書的な内容。家族療法、ナラティブ・セラピー、ブリーフ・セラピーあたりは読んでおいてよさそうな感じだった(内容の善し悪しでなくて、自分の勉強範囲として・・・)。図書館で発見。現代のエスプリ別冊。ところで、現代のエスプリは表紙がクレーのことが多い気がするけど(いつもそうかどうかはしらないけど)、これは「黄色い鳥のいる風景」だった。