みみなり

2、3日まえから、耳の調子がよくない。ひっきりなしに工事の音みたいなのがずっと聞こえている。差し込まれるような低音で、寝起きが一番ひどい。なんだっけこれ、なんていうんだっけこういうの・・・幻聴?


「なんか幻聴があるんだよね」と友達に言ってみた。面接室やなんかを掃除しているときに。雑巾をしぼりながら。
「ああ・・・幻聴ね」と友達。「それってかなり病態水準重くない?」と別の友達。
「そうかな?・・・まあ疲れてるとは思うけど・・・」誰だって疲れるだろうこのスケジュールじゃ。今日も夜の九時まで休みはないわけだし。耳を軽く叩いてみる。治らない。
「カウンセリング行きなよ。うちの相談室じゃ薬は出せないわけだしさ」
「え?薬?耳鼻科じゃなくて?」
「いやでも知らなかったな。こんな身近に臨床例が」


「ちがうってば」


いやだな臨床心理専攻の院生ってこれだから!
ここに至ってようやく、自分が呈している症状が「幻聴」でないことに気付いた。つまり、私の耳は連続する重低音みたいなものを拾っているのであって別に「おまえを殺してやる」とかそういった文意を持った言葉が聞こえているわけではない。


でもあれ、なんていうんだったっけ、ほんとに。

君の名は

ぬいぐるみのさるを洗うことにした。蛇足ながら、さるのぬいぐるみではない。オランウータンの子どものぬいぐるみで、名前がさるなのです。大学一年生の、まだ友達の少ないさみしい時期に買って以来、どんな男より長いつきあいだったわけなんだけど、洗ったことはなくて、なんだかいい加減くたびれてきた感じだったので。洗うと移行対象*1じゃなくなっちゃうんじゃないかとどきどきしつつ風呂場に連れて行った。なんだろうこれ、なにで洗うんだろう?シャンプー?まあいいや。洗顔用の石鹸をあわ立てて洗った。


で、洗い終わって干してしまう段階になって、タグがついてるのに気がついた。まあ、洗えるとか洗えないとかそういうことが書いてあるんだろうと思って読んでみると、製造会社の名前と、さる君の個体名らしいものが書いてあった。調べてて思い出したんだけど、そうそう、ビーニー・ベイビーズだったんだよな、これ。今となってはただのさる君だけど。誕生日も書いてあった。1月23日って・・・!ごめん!


最近誕生日関係で人に責められることが多い気がする。

*1:いわゆる、ライナスの毛布

ショウは続けられねばならない

ひさびさの休日。今、一日通して休みが取れるのは土曜日だけなので、掃除をしたり、ハーブの手入れをしたりして過ごした。布団も干した!風が強いから埃もよく落ちるだろうな、と思ってたら、階下から声が。「二階の人ー!布団が落ちてますよ!」うわあー!道路側に落ちてあやうく交通事故をひき起こすところだったらしい。うわあー!

本も読んだ。yahgie(で合ってるかな?)さんが貸してくれたやつ。彼はその豊富なSF関連書棚からたまに本を貸してくれるのだが、いったいどういった基準で、貸す本を選んでいるんだろうか?人に本を貸すときって、自分が読んですごく面白くって、その面白さを他の人にもぜひ味わって欲しい、ということもあるだろうし、この人はこんな本が好きかもしれないな、と思って貸すこともあるだろうし。そういうことを考えながら読んだ。

ダブル・スター (創元SF文庫)

ダブル・スター (創元SF文庫)

タイトルはこの本の一節から。好きな言葉だな。

飲んだり飲まれたり

今日は学校関係の飲み会だった。めったにない顔ぶれで、すごく楽しかったんだけど、あたりさしさわりのない会話を探しているうちになんとなく飽きてきた。ので、化粧を直すついでに、友だちに電話をかけてみる。このあと天神で飲みませんかっていうつもりだったんだけど、2,3人かけても誰も出ない。ま、そういう日もあるさ。で、抜け出す口実もないまま10分ほど焼酎なんかを飲んでいると、電話が鳴った。着信履歴に気づいた友だちがかけなおしてくれたのだ。・・・一斉に。


一番最初にかけなおしてくれた人と、大学近くで飲みなおす約束をする。と自然に、ほかの人にはことのしだいを説明しないといけなくなる。「あーごめん、なんか飲み会がつまんなくって、飲みなおそうと思って。でももうほかの人と約束しちゃったから」と。ひどい。そしてこんな時に限って、みんな、時間を空けてくれるという。いつもはもっとこう、忙しいっていうくせに。一緒にお昼を食べようっていっても「ごめん今学校にいないし」って言うくせに。なんだか、ひどくもったいないことをしているような気持ちになった。なるよね、普通。


そういうわけで、飲みなおした。大学近くの、わりあい静かなバーで、前にも一度来たことがある。なにを話したか、あまり詳しくは覚えていないが、酒が入ると難しい話をしたがる性格なので、たぶん「空しさについて」とか「視ることと視られること」とかそういった話題について哲学的談義をしていたと思われます。

ひみつのレクリエーション

に、行ってきました。具体的には、温泉に。なんかこれ、ひみつにしておかないといけなかったような気がするんだけど、でもこれを書いてる時点で一週間が過ぎているので、いいかと思う。なんでだったかなー。ま、いいや。温泉はこの世の天国だと思った。

ほんとうに友だちがいがない

また一週間日記書いてないし!もう日記とかいうのもおこがましい。なんていうか…なんていうんだろう…雑記?週記?週末は時間あるんでぽちぽち埋めます。さしあたって今日の恥さらしです。


電話があった。つきあいの長さはそろそろ五年になろうかという友人である。先に「まだ起きてる?」などと様子をうかがうメールが届く。なんだろうと思う。夜食にカレーを食べようと思っていたところだ。
彼「あのさあ…明日とか空いてる?いや忙しいならいいんだけどさ」
わたくし「うーん明日バイトだな」
彼「あ、そう」
わたくし「うんそう。で、なにか?」
彼「(言いにくそうに)いや、その、俺明日、誕生日なんだよね」
わたくし「(まっしろ)ああ…忘れてた。ごめん、また忘れてた」
彼「期待してないしね」


ひどい会話だなーおい。それは、おとなとして、どうなんだ?ほんと友だちなくすよそのうち。記憶してる誕生日が妹のやつだけって、ほんとどうかと思う自分でも。彼氏の誕生日もろくに覚えてないし。1の倍数だってことしか覚えてないから12月4日なのか1月24日なのか混乱するし。いっそのことみんな一月一日にお祝いすればいいのになー。自分の誕生日だって忘れずに済むしさ。


…うー。いいわけだよね。ほんとごめん。明日は一緒に飲もう。飲むというほどの時間はないかもしれないけども、まあ、ビールの一杯くらいは。ね。

毎日がクリエイティブ・クッキング

どちらかといえば創造的なタイプだと思う。親からは「人と違うことをしなさい」と教えられたし、テストで誤回答を発見するとそれが独創的な誤回答かどうかを考えるしふと思い立って食虫植物を買ったり(飼ったとはいえない。すぐ枯らしたから)するし―つまり一般常識の範囲内でちょっとしたクリエイティビティを発揮することは精神衛生上も非常に有意義というか―いいやもう。


さてわたしの独創性は最近、もっぱら料理に向けられている。化粧とか被服とかに向かなかっただけたいへんに健全だが、その責任をたった一人で消化しているのもまた、わたしなのである―最近のダイナミックな失敗は、おつまみの残りとキャベツと酢と砂糖を入れてレンジで加熱したザウワークラウトだった。なんていうのかな、噛みしめるほどにまずいっていうか。しかもより落ち込んだのは、ほかの人が同様にレンジで作ったそれがたいへんおいしかったことであった!


雪辱。今日の昼は時間があったので、学校から一度戻って家で昼食を取ろうと思ったしだいです。以下がレポート。


 ・チンゲンサイのシーチキンあんかけ(辛い)
 1.お湯をわかす。その間にチンゲンサイを葉ごとに分けて洗う。
 2.あんかけ用にネギとにんにくをみじんに切る。これは耐熱容器に入れてごま油をかけ、ラップをかけてレンジ加熱。いい香りがするまで。
 3.お湯が沸いたら、塩とごま油を少し入れてチンゲンサイをゆでる。ゆでたらザルにでもあげておく。
 4.あんかけ用の薬味が温まったら、同じ容器にみそと醤油と酒と水を入れて混ぜる。あと豆板醤も。さらにレンジ加熱。熱いうちに水溶き片栗粉を入れて、とろみをつける。チンゲンサイを皿に盛って、上にあんを載せる。
  できあがり。ひき肉を使ったあんのほうがおいしいと思うんだけど、レンジ加熱が難しいので。あと、カニの缶詰なんかでもおいしいと思うんだけど、家にあったためしがないので。


 ・卵の酸辣湯(サンラータン)風
 1.マグカップに鶏がらスープの素などを入れ、お湯を注いで中華スープを作る。
 2.卵を割りいれる。ラップをかけて、レンジ加熱。一分くらい。
 3.黒コショウとお酢を入れる。お酢はスプーン一杯分くらい?お好みで。
  できあがり。ネギを入れたり、ごま油を少し垂らしたりします。


 今日は成功したー。おいしかった。このおいしさを誰かにもわけてあげたい。少し残った。(なんで書いておくかって、それは、次やるときに失敗しないためですよ。みなさんもどうぞ☆とかいうつもりではない。)